P.S.Samphran

タイ在住。女房、猫との3人暮らし。。タイのこと、山のこと、映画のことなど。。。

2023年のベストムービーを観てきた!

今年はコロナ明けもあり2か月に一度くらいのペースで劇場に行き、自宅でも古いDVDやオンライン映画などで結構な本数の映画を観ることができました。

9月を過ぎるとインド映画界は例年話題作をつぎ込んできます。

この後クリスマス週公開、シャールク・カーン主演DUNKIがありますが、いまのところベストの作品を見てきました。

Animal(2023)

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詳しい話は記事にしてますが、これでも言い足りない!

 

万が一日本で見れるなら皆さんに見てほしい!

かなりバイオレンスなシーンがあるのでR指定がかかると思うし、3時間20分を超える中でミュージカルシーンはほぼ無し!

普段インド映画を観ない方が耐えられるだろうか?

翻訳者も大変!

バイオレンスなんですが、家族愛・兄弟愛を強く感じるストーリーで涙させます。

 

とにかくこの作品のBobby Deol(Abrar役)は見る価値があります!

主演はRanbir Kapoorなんですが、同時に出演している場面では完全にBobbyは上をいってます。

彼にセリフはありません。

表情と体の動きだけでここまでインパクトを残せる役者だったとは。。。

最近はすっかり落ち目でTVシリーズに進出してましたが、これを機に久々にメインストリームの作品にももっと出てきてほしい。

 

他に日本人にはなじみの深いAnil Kapoor(Slumdog Millionaire(2008)、Mission: Impossible – Ghost Protocol(2011)も重要な役ででてる。

 

もともと好きなジャンルの映画ではないんですが、未だ興奮冷めやらず!どこかでもう一度見なくてはいけない作品となりました。

できればインドでインド人とラストの格闘シーンを見て観たかった。。。

 

最後にこの作品、、、ボリウッド史の記録を塗り替える勢いでヒットしてます。

シネコンやマーケットの拡大や製作費・俳優のギャラが高騰した今のボリウッド。。興行収入等では10年前とは数字上比較にできないのですが、数字上SRKのJawanまでたどり着けるかわかりませんが、Jawanと比べると自分の様にリピート率はかなり高いような気がします。

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とにかく皆さん!

日本で公開されたら是非!Bobby Deolを見に行ってください!

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ビックリ!!いつのまにかできていたラオス・インドの鉄道、そしてタイランド。。。。

先日、タイに遊びに来てくれた友人からラオスのルアンパバーンに行きたいが、タイのどこからアクセスしてどのように行ったらいい?と相談がきました。

 

最後にルアンパバーンに行ったのは15年くらい前だということを前置きとして、

時間があれば

Bangkok-Chiang Mai-Chiang Rai-Chiang Khon-国境越え-Huay Xai

Huay Xaiからはメコン川を下るスローボートで行くのが浪漫があるよね!

もしくは

Bangkok-Nong Khai-国境越え-Vientiane

Vientianeからはバス、途中Vang Viengの手前からは山道となり素晴らしい山岳風景を見ながらのドライブになります。ただし時間はかかる。

なんてことを伝えましたが、『Trainで行くのはどうなの?』

Train?

ルアンパバーンにそんなもんないでしょ?

と思いましたが、一応ググってみる。。。

『うわっ!あった!!!』

Vientianeから中国国境まで!

Boten-Vientiane Railway

全然知らなかった。。。

1年半も前に開通してる、、隣国にいながら全く知らなかった。。。

あんなとこに鉄道通しちゃうんだ!

ルアンパバーンからVientianeのバスルートはかなりくねくねの山道。

眺めが良くて旅情をそそられるバス旅がすきですが、時間はかかる。

どういったルートで高架を引いたか知りませんが凄いことです。

Vientiane⇒ルアンパバーンがたったの二時間。。。

バスで10時間くらいかかってたよね。。。

凄いな中国。。。

タイの鉄道計画ではもめてばかりなのに。。。

 

更に驚いたのがこっちの鉄道

Shri Mata Vaishno Devi Katra Railway

インド各地からカシミール州のKatraまで鉄道ができてる!しかも2014年のオープンとすでに8年も経ってます!

こっちも全然知らなかった。。。

このカシミール路線、以前はJammu Tawi駅が終着でしたがKatraまで北に延び、逆にカシミールの北部から南に鉄道が伸びてきているので、いつかお互いがつながりデリーからカシミールのシュリーナガルまで汽車で入れるようになるのです。

 

このKatraのなにが重要かといいますと、ヒンドゥー教徒にとって最も重要な寺院の一つ【Shri Mata Vaishno Devi Temple】の巡礼拠点となる街だからです。

*信者からの供物を換算すると年間USD16ビリオン(2兆1,543億円)の収入と言われてます(ほんとかいな?)

催事記には10億人くらいの巡礼があるというので単純計算で2兆円÷10億人⇒二千円。。。インドと日本の価格差を考えても本当に10億人参拝したらありえそうな数字。。。

Shri Mata Vaishno Devi に行くにはまず各地からKatraにアクセス。

Katraには安宿からホテル、巡礼前に身体を清める為の簡易休憩所、レストラン、アイスクリーム屋、映画館まであります。

ここからVaishno Deviに行くには13.5kmの巡礼地を歩きます。(ヘリコプターも有)

 

自分がVaishno Deviに行ったのは2009年なので、まだ汽車は無くJammuからバスで山道に揺られKatraに入りました。

今でも忘れないこの時の巡礼。。。

そもそもVaishno Deviに行こうと思ったのは、友人宅に飾られていたドゥルガー神の写真。

黒々と雰囲気のあるドゥルガー像をみて「このドゥルガーはどこの?」と聞くとカシミールのVaishno Deviにあるという。。。

ここからけっこう近いじゃないの?だったら時間があるから行っちゃおうかな?と即日一人で出発。

急な出発で汽車のチケットがJammu Tawiまでとれなかったので、ひとまずパンジャーブ州のAmbala Canttまで汽車で移動、約5時間座れず。。。ずっと立ってました。。。

夜中に着いたんですが、その後の乗り継ぎAmbala CanttからJammu Tawiがけっこう時間があるんですね。じっと駅で待つのも退屈なので、駅で新聞買ってこれから見れる映画ないかな~なんて探したらまだ見ていない作品がけっこう近い映画館でやってました。

すかさずリキシャ―に声を掛け映画館へ!

そこで見た映画がこちら

Main Aurr Mrs Khanna(2009)

その日の最終上映だったので恐らく21:00-24:00は映画館だったと思います。

 

映画が終わると夜も遅く出歩くとこもないので駅に戻り床に新聞紙を敷いて汽車が車で仮眠。。

そして3:00頃にJammu Tawi行きの汽車がきましたが、乗車率200%くらいでパンパン!

その後も終点のJammu Tawiまで立ち。。。

若いからできた過酷な移動、流石に体が疲れていたので2,3時間は立って寝てました。缶詰状態だったので他の客と支えあって寝れたのが良かったですね。。

 

Jammu Tawi到着後はKatraまでの2時間半の山道。

早く着いたため窓際に座り出発を待ちます、すると赤ん坊を連れた若いお母さんが隣に乗車。最初の30分くらいは平らな道路も、少しずつ勾配が上がりカーブをきつくなる。。そんな時、隣の若いお母さんが自分の肩を叩いて口を蕾めて手を横に振ってきます。

なんだ? 窓を閉めろってのかな?

そうしていると、突然お母さんがこちらに乗り出し窓を開けようとしますが間に合わず、出発前に食べたであろう胃の中の物をリバ~ス!

この被害にあったのは、膝に乗せていた赤ん坊、自分の腰から下と荷物、そして最大被害を被ったのはお母さんの前の席で席を倒して寝ていた地元の親父さん、この人の肩から上の顔と頭はゲロまみれ。。。熟睡しているところにこれはたまらない! 赤ん坊も大泣きしてます。自分も泣きたかったけど、ひとまず周りを見渡す。。。とにかく気になったのは顔面ゲロまみれのおじさんですが、彼はお母さんの顔を見て状況を把握、そして持っているタオルで頭と顔を拭き何も言わずに空いている席に移動しました。。

怒らないんだ、、、怒らないまでも何か言いそうなもんだけど。。。巡礼地だからかな?なんて思いますが、インドに数年いただけですがたまにこのようなインドの懐の深さを感じることがあります。

このおかげで自分も落ち着けたのか?諦めがついたのか?持っているタオルで赤ん坊を拭いてあげ、近くにいる女性に預けます。お母さんにはトイレットペーパーを渡して服や口を拭いてもらいました。

正直、Katraへの道はその後に控えるVaishno Devi巡礼より過酷でした。

とにかく顔面ゲロまみれにされた親父さんからは多くの事を教わりました!やはりホーリープレイスは何かありますね。

このお母さん、懲りずにその後の休憩でがっつりカレーを食べてました。全部出してお腹空いたんでしょう。。まだ山道は続くのですが。。。

当時、Katraまでの汽車があったらこのようなドラマは起こりませんでした。

親父さんと会うこともなく自分の人生も変わっていたでしょう。

Shri Mata Vaishno Devi Katra Station

 

Shri Mata Vaishno Devi

そんなJammu - Katra間を現在汽車が二時間で結んでます。

ラオス同様、ここもけっこうな山道なんですが通しちゃうんですね。。

 

こんな二つの鉄道建設を見て思ったのが、タイランド。。。。

こちらは昨年アップデートされた国内の高速鉄道未来プラン

のんびりなスケジュール。。

バンコク-スコータイ、スコータイ-チェンマイ路線は十数年前から計画されてますが未だ開通せず、当時は予定されている運賃まで発表しており「飛行機(エアー・アジアのプロモーション)と同じくらい! VIPバスよりちょっと高いくらいだな~」なんて思ってみてましたが、物価は変わりエアー・アジアも以前のようなプロモは売ってきません。

 

とりあえずタイ⇒ラオス⇒中国路線が優先なのでまずは路線の半分バンコク⇒コラート線を優先的に建設してます。

次にドンムアン空港⇒パタヤ線、ドンムアン空港-スワンナプーム空港-ウタパオ空港と三つの国際空港を繋ぐ路線。ドンムアンとスワンナプームからパタヤに直行できるのでこれはドル(バーツ)箱路線になるかも?

また今までは一部のチャーターフライトでしか旅客機を使っていなかったウタパオ空港にレギュラーフライトを発着させるというプランもあります。ウタパオ空港については旅行屋時代に業界ミーティングでレギュラー便が飛べるようになれば便利でパタヤの集客増えるよ~とバンコクの代理店連中と訴えましたが、実現しませんでした。

高架鉄道と相まってようやく実現しそうですね。

これは意外と早い2027の完成?着工?予定。

 

それ以外の予定はあてになりません、タイの鉄道計画は政権交代や中国の動向でいままで何度も変更されています。恐らくコラート-ノンカーイ路線でラオスとつなげるところまではやるでしょうね。

 

実際我が家にはほとんど関係なし、しいて言えば年に一度帰る女房の故郷であるNakhon Si Thammaratに予定があるので完成すれば便利かな。。でも今まで通り夜行列車でも十分なのでできても使わないかもしれませんね。

 

その他、北部路線でランパーン⇒パヤオ⇒チェンライルートは以前ありましたが無くなったのかな?

我が家にとって一番ありがたいのはドンムアン⇒ウタパオ路線が延長になってチャンタブリー・トラートができると便利ですね。

この辺りはよく行くのですが、いつも一度バンコクに出て、そこからエカマイバスターミナルに移動、エカマイからようやくトラート方面のバスに乗れます。なかなか時間がかかり大変なのです。プランも見ると2037年の予定。。

そのころには必要なくなってそうです。。。

 

インド、ラオスの鉄道延長を見るとタイももう少し頑張ってほしいと思いますが、バンコク市内の高架鉄道や地下鉄が優先となってますので長距離路線はまだまだ先の話になりそうです。。。

 

" Chandigarh Amritsar Chandigarh(2019) "

気になる映画 - 006 

久しぶりにパンジャーブ映画!

インド映画といってもほぼボリウッド映画(ヒンドゥー語)しか観ないので楽しみ!

今話題のRRRも古い友人などからはあの映画はどうなんだ?なんて聞かれますが未だに見ていませんし公開時もさほど興味がありませんでした。

南インド自体に行った事が無いのでインド在住時も見ることはないのですが、唯一パンジャーブ映画だけは何作かは見に行ってます。

その理由とは!

  1. でてくる主演女優が抜群に綺麗!男優はターバン被ってて皆同じに見えるのでそれほどインパクトはない
  2. 映画音楽の背景に偉大なバングラミュージックがある! パンジャーブ地方特有のダンスミュージックですが、見ているだけで実に楽しい
  3. 住んでたとこから近かった! ヒマーチャルプラデーシュ(HP)にいたのですが、カシミールとパンジャーブへはかなり近いエリアのChamba Dis.在住、地元に映画館は無かったので一番近い映画館といえばPathankot(パンジャーブ州 Chambaからバスで約4時間)。この街にはいくつかの古い映画館があるので話題作はたいてい見れますしパンジャーブ映画も見れます。
  4. たまには大都市Amritsal!Pathankotで用は足りるのですがたまにはAmritsalまで足を伸ばすことがあります。Amritsalまで行けばその時上映されているボリウッド映画・パンジャーブ映画の全てを見ることができます。

 

こんな理由がありたま~にパンジャーブ映画を観ることがあったんです。

監督・俳優などパンジャーブ映画のスターはほぼ知りませんでしたが、ノリのいい音楽で楽しめます。

宗教色も適度に取り入れているのでなかなか興味深い。

例えば、事故で下半身不随になった主人公が家族と共に毎日Amritsalに建つSri Harmandir Sahib(ゴールデンテンプル/シク教の総本山)に参拝してたらGuru Nanak(シク教の創始者)の誕生日に参拝した際、急に歩けるようになっちゃった!めでたしめでたし。。みたいな。。

こういったシーンを何度か見てるとSri Harmandir Sahib、Guru Nanakというのがどれだけ崇拝されているのかがわかります。

 

今回の作品、Chandigarh Amritsar Chandigarhですが、このタイプの作品ではなく普通のラブコメディ。パンジャーブ色は強くなくよくある映画をパンジャーブ俳優が演じただけって感じ。。。

元ネタは2010年のマラーティー語作品【Mumbai-Pune-Mumbai】

!!!題名からして、、地名をパンジャーブ州の都市名に変えてるだけ!?

ヒンディー語のリメイクでMumbai Delhi Mumbaiなんてのもあるらしい。。

さすがインドは偉大ですね!

 

ざっくりとストーリー

Chandigarhに住むReet(Sargun Mehta)は叔母が決めたお見合いを断りに一人でAmritsalへ。

手にある住所を元に相手先の部屋を探しますが近所までくるとなかなかわからず、そこで路上でクリケットをしている青年Rajveer(Gippy Grewal)に場所を尋ねます。

ようやく見合い相手の部屋にたどり着きますがお留守。。

この間、周辺の下町の住民は皆Reetに対して不親切というか雑な対応、、、に聞こえたんですが、よくよく考えたらこんなもんか。。。タイだってこんな感じかな。。なんというか下町ローカルの方なので警戒心もあり、逆に初めて会うのにいつもその辺を歩いている人と同じ扱いをする場合もあります。

 

しかたなく相手の帰りを待つべく市内をぶらつくのですが、ここで先ほどのRajveerが登場しひょんなことから一緒に行動するようになります。

パニープリーを食べ、市内のイベントに参加し踊りまくる、有名なカフェで過ごすなど。。そうこうしているうちに惹かれあっていく二人ですが、この辺は普通のロマンス映画にあるパターンです。

この後もReetのボーイフレンドに会ったり、二人の意見の違いで口論になったりとしますが、最後は用事をすましChandigarhに帰りかけたReetがそのまま帰らずRajveerの所に戻ってくるという物。。

全くもって普通のかる~いロマンス映画でした。。

時間も2時間以内と短く食事しながら簡単に観れましたね。

感のいい方はわかると思いますがReetのお見合い相手で部屋が留守だった住人は当然Rajveerです。

 

興行的にはうまくいかなかった作品ですが、全編Amritsalロケをしており魅力的な建物が随所に見られ、外国人が知っているような有名な場所ではなく比較的なローカルな地域を撮影地としたようです。

 

Cast

よく知らないパンジャーブ語映画を観た最大の理由はココ

Rajpal Yadav

1999年にBollywoodでビューをし2000年代に絶頂期を迎えたコメディ俳優!

本作でPollywood(パンジャーブ映画)デビュー

彼はコメディアンと言われることを嫌い、コメディも演じる一人の役者であると認知してほしいと訴えますがコメディセンスがずば抜けてます。

確かに笑いのパターンはありますが、彼にしかできない演技なんです。特に共演作が多いParesh Rawalとのコンビは最強!

本作でもRajpal Yadavワールド全快で彼をよく知らない女房も大爆笑してました。

ストーリー上さほど重要ではないですが二人の仲を深くするのに必要なアクティビティを提供してくれてました。

因みにこのシーンがヤバい!

いくつか誤解があり主人公二人のバイクとRajpal Yadavのリクシャーがチェイスをするシーン。流石に腹が痛く、ツボにはまるとガッツりはまってしまう女房は転げまわってました。

Times of Indiaでは『Rajpal YadavがPollywoodに魔法をかけた!』なんて大袈裟な記事がでてましたが、Bollywoodでやっている事に比べたらやや控えめに見えました。

 

出演者はRajpal Yadavしか知りませんが、主演のGippy Grewalはパンジャーブではかなり有名な俳優兼・歌手なんだそうです。

Gippy Grewal

ちょっと調べるとYo Yo Honey SinghとコラボもしてBollywood映画で歌ってるんですよね。Cocktail(2012)は劇場で見てますがYo Yo Honey Singhの名前しか目に入ってなかったです。


www.youtube.com

俳優としては2010年代半ばに大ヒットを飛ばしてトップスターに!

2015年にはSecond Hand Husband(2015)というBollywood映画に主演してますが知らない。。。

しかし共演陣が豪華(Dharmendra、Alok Nath)かつクセモノ(Ravi Kishan、Sanjay Mishra、Vijay Raaz、Mukesh Tiwari)!

しかもHarbhajan Singh(クリケット選手:元インドナショナルチーム)も出てる。。。

Harbhajan Singhについてはココ👇で触れてます。

www.pssamphran.com

 

そして今までの経験通り今回も主演女優が美しい。

Sargun Mehta

知りませんでしたが、2017年にスタートしたFilmfare Awards Punjabiで過去に2度Best Actressを受賞。俳優の受賞で過去に複数回の受賞をしたのは今のところ彼女だけ。

ということはパンジャーブでのトップスターなんです。

ザックリですが、彼女の過去作を確認したらなかなか雰囲気のいい作品で興行も成功してるんですよね。

これを機会にPollywood Movieをみる機会を増やしてみようか。

 

まとめ

作品の内容としては昔ながらの見合いで夫を決める風習を受け入れられない女性がわざわざ見合い相手の所に断りに行く、そして恋に落ちるって話。。。とくに目新しい内容ではないですが、Rajpal Yadavのコメディと主演二人のオーラで十分楽しめる作品でした。

この作品はReetがChandigathからAmritsarへきてChandigarhに帰るまでの一日だけのドラマ。映画の雰囲気は全く違いますがRichard LinklaterのBefore Sunrise(1995)を思い出します。

Pollywood Movieの観賞数は多くはないですが、音楽とダンスは元々一級品! そして女優のクオリティの高さが魅力です。

まずはSargun Mehtaの作品を見てみようか、、、。

 

 

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結婚記念日二日目 バンコク・パフラット(インド人街)のMama Restaurant

本日のプランはランチをインド料理店で食べる!

後はフリースタイルです。

店は決まっているので昼までにぶらついて腹を空かしておきます。

 

朝食は決めてあります。

昨日ディナーに行く前によさげな路地を目にしました、恐らく朝になるとローカルフードで溢れていそうな路地。。。

店を決めているわけではないですが、この路地で食べようと。。。

Itsaraphap soi 21

Bangkok Yai運河に並行して走る小さい通り。

なんかあるでしょ!?

 

ホステルの部屋には小さなバルコニーがありこんなほほえましい眺めがあります。

このホステルは下町の古い住宅の一部を改装しただけなので周りは完全に下町風情。。。

 

1階のカフェがオープンするのは9:30なのでここですることはありません。

すかさず早朝のItsaraphapを歩きます。

休日の朝なのでガラガラ

 

ホステルを出て10分。。。

Itsaraphap soi 21

 

soi 21に入って朝飯を探しましょう。

美しいとはいえませんが、タイはこのような雰囲気もいい。


一品目

こちらのお母さんこの場所で25年この屋台引いてるそうです。

見ての通りバターを塗って炭火で焼いた食パンに練乳と砂糖をトッピング

学生通りなどではよく見かける屋台。

年に一回食べるかどうか?ですが、いわゆるたまに食べると美味しいスナック。

 

魅力的な遊歩道

この先にも入ってみたい。

 

毎日ここでなにかを待っているんでしょう。。

すれ違うバイクや自転車の何人かは声を掛けていきます。

 

二品目

豚の串焼き(甘辛ソース)とカオニャオ(もち米)

こちらも炭火で焦げたと部分は丁寧に切り落とします。

 

こんなもんでいいでしょう、後はどこかでドリンクを買って腰を降ろしたいですがどこがいいか。。。

で、見つけちゃったのがここ👇

ドリンク⇒有、座るとこ⇒おっちゃんが座ってるんで座れるでしょう。

 

見た目に違わずと言っては失礼ですがこのお母さんがまた豪快!

奥で座ってる親父はただの常連客ですがこちらも豪快!

 

どこか座れるところは?と尋ねると壁の向こうが公園になっておりベンチがあるとの事。

こんな感じですかね。。。

公園なんかで食べてると当然こんなことがあります。。

やたらと切ない目をして我々の持っている豚肉を待ちます。。

シェアして一緒に食べようと分けるもジャングルジムの中まで持っていく。。。

 

その理由は。。。

 

カラスと鳩の襲撃を回避する為でした。。。

これらの鳥が飛びまわっており隙あらばこの子の食べものを狙ってます。

ここで生活するうち得た知識なんですね。

 

この子もここの住人、先程の子とは喧嘩もせずに仲良くシェアして食べてました。

やはり彼らの天敵はカラスなのかな。。

 

食べ終わった後の休憩も木の上。

 

食後の散歩。

Bangkok Yai運河

元々はチャオプラヤー川の本流

アユタヤ時代にくねくねと曲がりくねったチャオプラヤー川をショートカットする(直線的な)運河を作りました。当時貿易の拠点となっていたアユタヤはこのショートカット運河をメインの航路とするようになりこちらが本流になっていったそうです。

結果、このような本流ではなくなった流れが現在の運河になってます。

Bangkok Yaiの上流にあるBangkok Noiも同様。

 

トンブリー朝(アユタヤ朝の次の時代)/1767–1782では都がこのエリアにあった為、Bangkok Yai周辺は貴族や高位の人々が住んでいたそうです。

 

運河巡りボートツアーなんかはBangkok Noiの方が人気ですがこちらもなかなか魅力的な水路なのでバンコク旅行のリピーターさんはコチラを楽しむのもいいですね。

 

Bangkok Yai運河を超えるとトンブリー地区となり高層ビルやコンドミニアムが姿を見せます。

このエリアを繋ぐ交通網

左から、トゥクトゥク-ソンテオ-市バス

 

見慣れた光景ですが、これらの電線は全部生きてるんですかね?

 

昨日見たところとは別の靴屋

完成した靴をひたすら磨き上げてました。

 

さて一度ホステルに戻ってきました。

チェックアウトしてコーヒーを一杯。

室内で休憩したんですが、実はこの外のベンチがとてもいい!

 

壁が見えるだけですが風が通って居心地いいんですよね~


チェックアウトはしましたがまだ腹は減ってませんのでもう少し散歩。。

 

Wat Ratchasittharam Ratchaworawihan

ホステルからすぐそばにある聞いたことのない寺院。まあせっかくだから見てみますか。。。

タイ王室仏教寺院第二級との事で格はあります。

この寺院が意外に楽しいのです。特にこの緑の装飾が入ったWihan

エレガントでなかなかいい。

 

内部には仏像とフットプリント

 

サイズは大したことはないですがピカピカの仏塔


寺院内にはいくつかの像が置いてありそれぞれが個性的。


特に気に入ったのがこの2体

ただの象さんなのですがおちょくった目がいい!

 

一見なんの動物なのか?とわかりませんでしたが体の文様と後ろ頭で鹿だとわかりました。(角が折れてる)



散歩もほどほど、外を歩くのも暑いし小腹もすいてきたのでパフラットへ移動しましょう。

やってきました。。。地下鉄で二駅の

Sam Yot駅

ここから少し歩いていきます。

レストランは正確にはOng Ang運河沿いにあります。

以前は完全なドブ川で周辺も薄暗くどんよりしてましたが、2019年の大リノベーションにより美しく生まれ変わりました!

駅からヤオワラート通りに出てPhanuphan Bridgeから運河沿いの遊歩道に入ります。

週末の昼時ですが、この辺りは人気なし。。。

人気がないのでこの子ものんびりできてます。

本当にガラガラですな・・・

サンペーン市場と交差するSaphan Hanに出るといきなり人気が出てきます。

目的のMama RestaurantはSaphan Hanからすぐ

青い建物、パンジャーブの髭親父が目印!

この店も本当に長い付き合いです。

バンコクを離れてからめったにいかなくなりましたが、15年以上通っているレストランです。今回初めて知ったのですが、このお店で来てから20年ちょっとなんだそうです。

2019年の運河のリノベーションにより店も生まれ変わりました。

Mama Restaurant

去年も一度来てます。

www.pssamphran.com

 

10年くらい前に一度女房を連れてきたら気に入ってしまいそれから年に2回位は食べに来てます。

いつも通りまずは

Panipuri(パーニープーリー)

インドでもそうですが、好きな人は泊まらないのがパーニープーリー。

今日のカレーは

Aloo Jeera(ジャガイモとクミンシード)にチキンカリー

これにチャパティを1枚づつ。

カレーが残っとるな。。。

チャパティ追加でもよかったですが、ここは米に行きますか!

 

Egg Biryani

これがいけなかった! 食べすぎです。


残さず完食しましたが、しばらく動けず。。。

女房は早々にギブしてるのでほぼ一人で食べきりました。

 


暫くは動けないので、スタッフとお話。。。

ここの店先には常時5~6人位の男性スタッフ(インド本国だけでなくインド系ミャンマー人もいます)がおり、主に客引きが彼らのお仕事。。なのでけっこう暇な方々なのです。

その中の一人(名前は忘れちゃった)

インドのウッタルプラデーシュ州(UP)Gorakhpur出身。

UPには何度も足を運んでますがGorakhpurは行った事ありません、インドからネパールに陸路で行く旅行者には知られた町で自分の知識ではマフィアの都市として有名。現在はどうなっているかわかりませんが。。。

タイの路上で豆売りをしていたり離島の浜でロティ売っているインド人の出身地を聞くとたいていGorakhpur出身で数年毎の契約で縛られてます。

彼にその辺のことを聞くと

『ハハハ、よく知ってるね? その通り! 今でもマフィアの町です。 ところで隣居る女性は?』

「うちの女房よ。あんたインドに家族いるの?」

『家族はいます。』と携帯で写真を見せてくれます。

『これが息子二人(すこぶる二枚目でカッコいい息子でした)』

『この女性は私の"コレ"です』

この"コレ"の部分だけ日本語。どこで覚えたか知らないが小指をだしてコレの意味を本当に理解しているのか?

「彼女は息子二人のお母さん? あなたは他にも女性がいるのかな?」

『なにを言っているんだ!当たり前だろう女性は"コレ"一人で息子の母親だ!

だからそこの"コレ"が違うんだって。。。

あのね、、"コレ"って小指出しちゃうとこれこれこういう意味なの。。どこの日本人に教わっちゃったの?奥さんを"コレ"なんて言っちゃいかんよ。

因みに彼の知っている日本語は"ありがとう" "こんにちは" と "コレ"だそうです。。

 

これで今年の記念日はおしまい。。

少し買い物をしてLeonaの待つ自宅へ帰ります。。。

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ヤワラートからサンペーン、パフラットへ歩く! -Amazing ヤワラート Day2

ヤワラート2日目!

本来の目的、サンペーン、パフラットマーケットで買い物して帰ります。

さて、ランチはどこで食べようか。。。。

 

泊りのホステルは朝食付き。

前の日からスタッフに明日の朝は『〇〇〇〇〇〇だよ!』

と予告されてました。。。

 

外で食べても良かったんですが、宿代に含まれてるしせっかくなので朝はのんびりしてホステルの朝食を頂きます。

 

そして出てきたのは。。。

 

みんな大好き! カオマンガイ!

その辺の美味しいお店で買ってきて弁当箱に入れ替えたそうです。

なかなか美味しい。。。

 

朝食は1Fのカフェで頂きますが、やはりカフェの客はいない。。。

まぁここにカフェ客は来ないでしょう!

 

食事場所から見える景色は味があります。

Padung Dao通り沿いにあるお店の裏通りなので食堂の仕込みなどが見られるのです。

 

さてさっさとチェックアウトして朝の散策に出かけます。

昼にパフラット(インド人街)到着だけ決めて後は好きなようにウロウロしましょう!

 

まずは小さい路地を抜けてCharoen Krung通りへ出ます。

 

普段は賑わうCharoen Krung通りですが休日の朝だと静かなもんです。

 

朝食食べたばっかりなのに素通りできなかった。。。

引き付ける匂いに佇まい。。チャイナタウンでサラパオ(中華まん)。。。

 

Gu Long Bao 古笼包

創業100年くらいと言ってました。

ずっと時計屋と兼業していたそうですが、現在時計屋はかなり縮小して営業してるそうです。

 

サラパオってのはこの蒸してる絵面がとても良い

豚まん(塩漬け卵入り)
ゴマ餡
マントー (中身なし)

の3種を頂きました。(この他にタロイモ餡も有り)

中華まんの王道は豚まんなんでしょうが、こし餡・ゴマ餡が好きなんですよね。。。

生地を蒸しただけのマントーもとても美味しい!

 

Gu Long Baoの隣りにある雑貨屋の看板娘Happyちゃん!尻尾を振って寄ってくるのですが手を出すと噛みついてくるのです。。。

 

途中で健康ドリンク飲んだりとなかなか進まないチャイナタウン、、こんなんで昼までにパフラットに到着できるのか?

 

これなんだかわかります?

古~い質屋なんです。

建物がいいね~

 

すぐそこにはワット・トライミット。。。ようやく大型の観光バスが来るようになりましたね。

 

もう一件女房のリクエストによりこちらで参拝

Kuan Yim Shrine

ここは寺院ではなくティアン・ファー財団が運営する病院の中に黄金の観音様がいます。

 

このshrineは120年くらいの歴史があり、当時医者にかかったり薬を買えない貧しい方をサポートすべく中国人のグループが設立しました。

漢方など伝統的な治療と並行して近代的な医療法も持っておりとってもハイブリッドな治療院なのです。

女房もここでお世話になったことがあり、その都度観音様に参拝してたそうです。

 

この立派な黄金の観音像は800-900年くらい前のもので、このShrineには1950年代に中国から移されたもの。

24時間参拝可能でう受験生の参拝が多い。

ほんと!見事な観音像

 

昨日に続いてPhat Sai通り

 

朝イチの雰囲気もなかなか


เอี๊ยะแซ เยาวราช (Earsae Coffee) / 益生老店

ここもかなり古いコーヒーショップ

 

近所のご年配者の溜まり場って感じだろうか。。。

 

コーヒー以外にタイティーや甘~い抹茶ミルク、トーストも有ります。

せっかくこういった見せにきたのだからあえてガフェーボラン(昔ながらのコーヒー)を注文

もちろん地方の市場などで飲むガフェーボランと何もかわらん。。

 

このPhat Sai通りを詰めていけばいつかはサンペーン市場にたどり着きます。

初めて行く方や散策を楽しみたい方は歩いていくのがいいでしょう!いろんな発見があるので飽きません!

 

この路地もいいね~時間がもっとあれば入り込みたい。。

 

暫くは靴問屋が並びます。。

 

この辺りはもうサンペーン市場

 

こちらはバンコク銀行

コロニアル調?の建物が素晴らしいのですが、市場にまみれてまともに見えません。

 

 

 

向かい側にあるのはゴールドショップ『陳焯剛』

女房の話ではどちらもかなり古くからあるそうです。

 

盛り上がってますサンペーン市場

この細い通りに荷を積んだバイクなんぞも入ってくるので買い物に気をとられて轢かれないように!!

 

嫌いじゃないんだけど着ないよな~

 

サンペーン市場では気に言ったものが見つからなかったので女房は何も買わず。

ほぼ通り抜けただけですがけっこう時間かかりました。

 

ここはサンペーン市場とパフラット市場の間を流れる運河。


かなり久しぶりですが、おしゃれになりましたねー

リノベーションして綺麗にする話は聞いてましたが本当によくなりました。

以前は食堂の裏側っぽくて雨が降ればグチャグチャ、運河も異臭漂ってましたが、これなら若者にもウケそう!


この辺はもうインド人街、インド料理屋だらけになってきます。

 

インド料理屋通りを歩くタイのお坊さん。

なにか探しているのか?ちょこちょこ店に入ってメニューだけ眺めて出る!を繰り返してました。

 

本日のランチ

着きました

『Mama Restaurant』

今回は4年ぶりくらいですが、タイに来てからインド料理と言えばこの店です。

以前インドに住んでてタイに来た時、ここのオーナーさんにはいろいろとお世話になりました。

周辺のリノベーションに伴って店の外観も洒落ました。

 

チョイ昼前なのでまだガラガラ。

今回、女房がPanipuri(パーニープーリー)を食べたいというので連れてきた。

先日観たボリウッド映画『Laal Singh Chaddha』で主人公のLaalが冒頭で美味しそうに食べていたので食べたくなったようです。

achar.pssamphran.com

 

このインドのストリートスナックはパー二―(ソース)が肝。

そもそもプーリー(揚げスナック)をまともに作れないようじゃインド人じゃありません!違いはソースで決まるのです。

まあいんじゃないですか~(よくわからないけど。。。)

 

パー二―プーリーをインド以外で食べたのは初めて!インド国内でもパンジャーブでしか食べたことしかなくパンジャーブではgolgappa(ゴールガッパ)と呼びます。

 

そしてみんな大好きマンゴーラッシー

 

いいね~パー二―(水)のボトルがMamaデザイン

 

メインはコチラ

Butter Chicken/バター・チキン(左)にAloo Matar/ジャガイモとグリーンピースのカレー(右) これをチャパティで頂きます。

中華やタイシーフードに行くと同じ事を感じますが、やっぱりインド料理も4人位で行くのが良いですよね。自分と女房では2種類が限界です!

もう1品くらい頼めるとさらに楽しめるのですが。。。

バターチキンは抜群に美味い!

Aloo Matarは美味いけど最高評価は与えられない。。。自分にとってAloo Matarとはアムリトサルに行くと毎回食べていたローカルのPunjab DhabaのAloo Matarの事を言います。

 

文字通り腹いっぱい飯を食いました。

あとは腹ごなしに散歩兼食材の買い出しをして帰ります。

 

たいしたものは買いません

パフラット市場で切らしているスパイス数種類を買うだけ

 

India Emporium横の細い路地


この辺りもスパイスなどを売る店が減りましたね。。

 

本日買い物する見せはココ

Little India

 

どこもそうですが、ごちゃごちゃ置いてある雑貨屋みたいなもん

インドでよく行っていた店も似たような感じ。

スナックを置く棚の横壁にアミターブ・バッチャンがいるのがうれしい。

 

ここも久しぶりにきましたが、意外としっかりした品揃えです。

 

目的のマサラ数種類とパーニープーリーにはまってしまった女房は店員(インド系ミャンマー人)の進めでパーニープーリーセットを購入


さて、これここでやることはありません。

Leonaが待っているので帰りますか。。。

 

最後にピクッと反応してしまいましたが、自分はインドのスイーツは行事の時にしか食べないと決めているのです。そもそも特別好きではない。



本日の戦利品

最近はあまり使わなくなったのでターメリック、コリアンダーはこのサイズでOK!

チリパウダーはもう少し大きのが欲しかったんですが、この上のサイズは大きすぎて一般家庭用ではありませんでした。

女房期待のパーニープーリーセット!意外としっかりしている、これでできるなら簡単に『自宅でパーニープーリー』ができます。

 

今回は1泊2日でヤワラート、サンペーン、パフラットを歩きました。

タイ在住でもたまにくるとなかなか楽しめる場所なのです。

 

マサラが切れた時かインド料理食べたくなった時にまた来ましょう!

 

www.pssamphran.com

 

 

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誕生日プレゼントは炊飯器にコート・デュ・ローヌ

女房のバースデーに続き、今月は自分の誕生日だそうです。

このイベントは幼少期から親父に無視され続けたせいか、なにも起こらなくても全く気になりません。

子供の頃、よその誕生日パーティーに行ったことはありますが、自分の事で祝ってもらった記憶はないですね。

恐らく親父としては『お前が産まれた日がよそ様になんの関係があるのか?』てなとこでしょう。

流石に誕生日が楽しみな歳でもないですが、金曜日に職場でスタッフからケーキをいただいたりしたので、この週末は誕生日ウィークエンドにします。

 

そう❕誕生日イベントとは自分で企画するもの。

 

まずは土曜日、金曜日から公開が始まった映画を鑑賞

映画代が高いのでちょっと躊躇していたら、誕生日なので女房が全部払ってくれるというのです!

ならば行こう!

色々と乗り継いでIcon Siamへ!

 

映画の前にいつもの店でランチにします。

Cantobese Restrant

今日は飲茶にしようなど話し合いながら店につきましたが、

なんと! 現在本業の月餅の注文が激しいので暫くレストラン業務は休んでいるとの事。

 

となればもうどこでもいい。

その辺を歩いて目に入ったマーケット?に突入!

BURIN MARKET

 

休日だからかな?閑散としてますな。。。

ラーメン屋もありますが、見たところこの店にだけは客は一人も入ってませんでした。

 

あまり時間もないのでサクっとこの店に決めます。


映画前なのでビールは控えてスプライト

こんなもの飲むのは年に一度くらいですが今日はいいでしょう!

 

カニチャーハン

海にでも行かない限りカニを食べることはないですがこの日は豪華に行きます。

 

カニチャーハンとスプライトの誕生日ランチは合計 THB 60 (約250円)でした。

 

食後はすかさずIcon Siamへ移動!

 

先ずはチケット購入

女房が出してくれますがStandardシートはTHB 250 p.pと高額!

ところがメンバーカードを見せると最初のディスカウント、Dtac(電話会社)のプロモーションが併用できるとの事で二つ目のディスカウント、これで

なんと THB 99 p.pまでおちました。

そして極めつけ!

スタッフのお姉さん『アレッ?今月誕生日月ですね?』

本人は無料だって!!! 長い事メンバーになってますが初めて聞きました。

 

通常2名でTHB 500のところ合計 THB 99で済みましたね~

来年からは忘れずにこのベネフィットを使わねばなりません。

 

もう一つ長年の問題があります。

タイのシネコンには温かい飲み物が売っていないのです!(もしかしたらMajorだけかもしれない)

タイ人はキンキンに冷えた映画館内で平気で氷満タンのコーラとか飲んでますが、これは無理!

いつも外でホットコーヒーをなんとなくかくして持ち込んでます。

今回も持ち込みますが、紙コップなんですぐに冷えちゃうんですよね!

次からは専用の耐熱マグを持ってくるようにしましょう。

 

この日の映画はこちら👇

Laal Singh Chaddha  (2022)

コロナで公開が延期になり結局2年間待ったフォレストガンプのボリウッドパクリ映画

3時間近い長丁場でしたがエンジョイできました。

*映画の解説は👇

indiabolly.hateblo.jp

 

誕生日ウィークエンド初日のディナーは?

Icon Siamn内にある素麺レストラン

女房の強い希望ですが、今日は旦那の誕生日では?

 

自分はただの温素麺、女房は柚子なんちゃら素麺でした。

少なくとも自分が作る素麺よりは美味しい。。。

本日いろいろと運よく安く上がってましたが、流石に日本食!料金はぶっ飛んでます!

でも今日は気にしない。。。


せっかくなのでケーキも食べちゃう。。。

基本的にはイチゴショートです。女房はロールケーキと名の付くものが好き

この店、大阪ロールだの大阪ミルクだの言ってますが大阪ってミルクとか有名なんですか?

 

こんなのもありました。

 

興味が湧いたので店員さんに聞いてみたら

材料は全てタイ産で大阪のロールケーキからインスパイアされたものだそうです。

試しに大阪ロールを調べてみたところでてきたのは金属加工の大阪ロール工機(株)

 

味は普通、日本で買う不二家のショートケーキと同じくらいの価格ですが味は足元にも及びません。

 

そして本日の〆

前々から考えていたものを買ってもらうためロビンソンデパート

 

女房にリクエストしたものは炊飯器!

女房が学校の美術講師を始めてから夕飯を一人で食べることが多くなりました。

いまある炊飯器は大きいのでよけいな洗い物になってしまいます。

その為、登山用のクッカーで一人分の御飯を炊いているのですがこれがまた面倒くさい。

そこでとにかく小さいくて・安くて・シンプルな炊飯器が欲しかったのです。

種類が多くどれも魅力的。

よけいな機能がついていないシンプルなものでもこれだけあります。

といっても欲しいのは最も小さい炊飯器なので迷う必要はなし!

サクっとこれに決まり!

シャープ KSH-Q03 Candy ホワイト

THB 589-

さっきの素麺屋で払った金額より安い!

この炊飯器はホワイトの他にグリーンとパープルがあります。

自分はホワイトでいいのに女房はどうしてもグリーンがほしいと言い出します。

これは俺の誕生日プレゼントでは?と当然思いますが、一応店員さんにお伺い。

店頭販売はホワイトのみ、グリーンとパープルは通販専用販売だそうで一件落着。

ホワイトに決定!

家に帰って開封するのが楽しみです。

 

SHARP CANDY 開封!

いいねえ~余計な物は何もなし!

 

使っていくとシールは汚くなっていく!という理由で女房はステッカーを剥がしてしまいます。

すると出てくる" ホット"の文字(画像右)


最大3Cup炊きですが無理でしょう!

2Cupまでかな。。。

 

今まで使っていた炊飯器とはこの違い!

このマイコン炊飯器には我が家には機能が多すぎました。

 

このようにレバー一発のみがちょうどいい。

 

炊きあがりも問題ありません!これから一人の時はこれでOK!

 

そしてバースデーウィークエンド2日目

昼は女房が仕事なので一人でランチ

夜は女房のおまかせディナー

2日目の目玉はこれ👇

コート・デュ・ローヌ

ワインに詳しくはないですが、日本に居たときはこのワインを好んで飲んでました。

肉に合わすとか、魚に合わすとかはわからないので、ただガバガバ飲んでたんですね。

ローヌ地方はShirazを使って赤ワインを作りますが、同じローヌ地方でもコート・デュ・ローヌは多品種を混醸して作ります。

当たってるかわかりませんが、Shirazよりフルーティで甘い感じがしますね。

因みにタイの赤ワインはShirazで作ることが多いです、タイの気候にShirazがあっていたりドメーヌがオーストラリアやニュージーランドで学んだ人が多いからでしょう。

 

せっかくのコート・デュ・ローヌですが、買い物に行くのが実に面倒くさい。

家にある材料で得意のバースデーパスタを作ります。

ニンニク野菜スパゲッティ

ワインと共にいただきます。

 

。。。。。なんででしょうね、今日も不味い。。。

味がほとんどしないんです。なんでなんだろう。。。塩振っときゃ味なんかでそうなもんですが足りないのかな?

パスタが不味くてもワインは美味いのでOK

 

日中は特にやることもないのでLeonaとぼーっと過ごします。

 

そしてディナータイム!

女房は仕込み中

いまだに完成しない庭で始めます。

この日は暑かったのでビールが飲みたい!ワインは次回にとっておきます。

 

ディナータイム!

 

秘伝のカオ・モック・ガイ

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やっぱりおいしいね~

風もないので涼しくはないですが、その分冷えたビールが美味しい。。

 

Leonaはその辺でダラダラと遊んでますが。。。

ん!?

なんかやってますね。。。

 

なんと!久しぶりにゲーロが登場してます!

このゲーロ、庭に緑が豊富なころから数年住み着いているカエル

Leonaとは仲がいいのか?わかりませんが庭で遭遇して今まで争うことはありませんでした。

庭の改修でしばらく姿をみませんでしたが帰って来てくれたんですね。

 

それなのにLeonaはいきなり右猫パンチをくらわすのです!

それ以上Leonaはアクションしませんでしたがゲーロは自分のペースで水がめに逃げてきました。

カエルの寿命は10年くらいと言いますがゲーロにも元気で居てほしいですね。

 

思いもよらぬベネフィットでこのバースデーウィークエンドはかなりお得になりました。炊飯器もいいのが見つかって安く上がり、結局ワインが一番高かった。。。

 

この誕生日ってのはお祝いをするってよりは、ずっとほしかったけど特別急がない物を買う!とか年に1度くらいは飲みたい!食べたい!をするために背中を押してくれるパワーを持ってます。

今年は炊飯器が買えて、コート・デュ・ローヌ(これは自腹)が飲めたので大満足でした。

 

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近場で手に入る材料でサイアムビリヤニを作る!

以前女房に旨いカオ・モック・ガイを作ってもらったので、今回は対抗してビリヤニを作ります。

www.pssamphran.com

 

一応自分のビリヤニにも教えてくれた人はいるので我流ではありません。

土地によっていろいろな種類のあるビリヤニ、タイのカオ・モック・ガイもチキン・ビリヤニの一種になります。

ビリヤニを語るにはインドに数年いただけの自分にはとても知識が足りませんが、基本的にはインド・アジア大陸のイスラム料理と認識してます。

インドだけでも数種類のビリヤニがあるようですが、自分はカルカッタ・ラクノウ(ウッタルプラデーシュ)あたりでしか食べた記憶がありません。滞在していたウッタラカンドではほとんど見たことないですね。

 

このビリヤニ、主にパッキ/カッチの2種類の準備があるようで、調べてみたら自分の教わったビリヤニはどちらにも当てはまりません。

パッキはライス、マリネした肉、野菜を別々に調理し蒸すときにこれらを何層かに重ね合わせます。

カッチはマリネした生肉の上にライスをのせて蒸し上げます。

 

よく見ていくと自分のスタイルはヒンドゥー教徒が作るスタイルのビリヤニだそうで、イスラムのスタイルとは若干違うようです。

 

それでは自分が教わったビリヤニに少し女房が食べやすいようにアレンジを加えて作って行きます。その為カルカッタビリヤニと名付けるのはおこがましい、サイアム(タイ)ビリヤニと命名します。

サイアムビリヤニ

材料

材料の入手は近状のスーパーと市場のみ。

よく料理の本なんかで『手軽にできる!』『家庭で作る!』なんて肩書を入れてますが、作るのは簡単そうでも「そんな材料手軽に手に入るかい!」と思う事がよくあります。そのため今回は自宅に既にありよく使う物と本当に近場で手に入るもののみ。

バンコクなどに住んでいればたいていのものは手に入りますが我が家の立地では近隣にローカル市場と最近できた少し小さめのTopsスーパーマーケット。

野菜と肉は常にあるものしか使わないので問題ないですが、スパイスが問題。。

期待を込めてTopsに行ってみましたが、なんともショボい品揃えでした。

結局追加で手に入れることができたのはMix Masara(カルダモン/コリアンダーなど数種類の混ぜ物)なるものだけ。

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食材
  • タイ米(バスマティライスを使ってない時点でそもそも邪道ビリヤニ、米は洗って1時間水につけておく)
  • 鶏肉(骨付きがベター)
  • 豚肉(女房用、イスラム料理が元になっている以上これも邪道)
  • ジャガイモ(カルカッタ・ビリヤニにはこれが入るそうです、自分が教わったのもカルカッタなので納得)
  • 玉ねぎ(粗みじんとスライス)
  • トマト
  • ニンニク / ショウガ(みじん切り、これは多めに)
  • チキンスープ(薄々)

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スパイス
  • ターメリック
  • コリアンダー
  • クミンシード
  • Mix Masara(Tops産、要はGram Masara for Topsですね)
  • レッドペッパー
  • ベイリーフ
  • ブラックペッパー
  • パクチー
  • ヨーグルト

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調理器具

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キャンプ、登山に行くことがないのですっかり埃をかぶってしまったMSR Windburner

高いガス缶をわざわざ自宅で使いたくはないですが、今回は登場!

しかしせっかくのコレクションが鳴いてます。。。

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調理開始

多めの油でニンニク、ショウガ、玉ねぎを炒めます。火は中弱火。

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次にベイリーフとトマトを投入

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トマトがふやけて水気が出てきたらターメリック、コリアンダー、レッドペッパーを入れて煮込みます。

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全てのスパイスに分量を入れてませんが、いままで一度も軽量などした事はありません。作り方を教わった時もスパイスの量は香りで決める!」と言われました。

米を入れる前に味は見ますがそれまでは鼻だけをきかせるのです。

 

マサラ類が絡まったら、鶏肉と豚肉を入れます。

表面に火が入ったところで続けて塩、ブラックペッパー、Gram Masara、クミンシードを投入。

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材料に火が入ったところでヨーグルト

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そして混ぜる!

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すかさず漬けておいた米とパクチー

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ここに薄々のチキンスープを足して蓋を閉じます。

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火加減はなんだかよくわかんないのでテキトーに弱くしたり中火にしたりしてます。

 

蒸し時間はメコンウィスキーとカシューナッツがなくなるくらいが丁度いい頃合い。

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こういうのを見ると炊けてるよな~と感じます。

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完成!

多分、20分くらい蒸しました。

香りは素晴らしいがちょっと水分が多いんでないかい。。

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女房が柔らかい米を好むのでスープを多めに入れたのとバスマティライスを使ってないのが原因でしょう。

 

少し混ぜて蒸らします。

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そして数分後、、、こうなりました。。

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見た目は失敗に近いですね~

タイ米を使っているとはいえやはり次は水分を抑えないといけませんね。

 

味は素晴らしい!

もちろんインドで作っていたようにはいきませんが、かなり旨い!

女房もバクバク食ってます。

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次回に向けて!

最終的に見た目は悪くとも味は良かったので成功と言っていいですが、やはり物足りない。。。タイで作る料理なので今後もタイ米でいきたいですが、やはりカルダモンとサフランは加えたいですね。。

今回は炭がきれていたのでWindburnerを使いましたが次回は炭で仕上げましょう。

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Char Dam Yatra ガンゴートリ巡礼とガンジス川の源ゴームク

Gangotri(ガンゴートリ)巡礼からGomukh(ゴームク)

前回Badtinath編で紹介したChar Dam Yatra.

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www.pssamphran.com

この4つの聖地の中で最も訪れる人が多く、外国人も多い。克、行き易いのがここ『ガンゴートリ寺院』

これは2009年頃?の記録になります。

ガンジス川源流とされていますが、正確にはGangotriで流れている川はBhagirathi川。

一般的にこの川がガンジス川の主流とされており、訪れる人も一番多い。

実際自分もこの巡礼ではいろんな国の方々を見かけ、アシュラムではロシア人、ドイツ人、日本人の旅人と同宿しました。

 

インドの方はこの巡礼では幾つか重要な聖地に立ち寄りますがそれは後術します。

アクセス

起点となるのはBadrinathと同じヨガの聖地Rishikesh

もちろんバス停も同じ。

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バスの最終目的地はGangotriですが、手前の街Uttarkashiに寄って行きましょう。

Rishikeshより7-8時間のバス旅、途中の街で休憩が入りますのでトイレ、食事はできます。休憩地はTehriによることが多いですね。

道はしばらく山岳地を抜けていきTehriダムからはBhagirathi川(ガンジス川主流)に沿って北上します。

Uttarkashiもインド人巡礼者にとって重要な聖地として位置づけされており、巡礼者はUttarkashiを終着とする方も多くいます。また、アシュラムも多くヨガを習得する方もいますが外国人はそう多くありませんね。

そしてGangotriからGomukhへ行く方には重要な場所でもあります。

ここの政府オフィスでGangotriから先のGomukhへ行くパーミットをとります。

このパーミットはGangotriでもとれますが1日あたりの国立公園への入場制限などもあるので巡礼シーズンは数日待たされることもあります。Uttarkashiでとっておけばその後の予定は立てやすいですね。

 

Uttarkashi

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大きな街ではありますが標高は1,158mあるので夜は冷え込みます。

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バススタンド

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大きな町のバススタンドですので日中はごった返してます。

 

巡礼の方々

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同じバスの乗ってきた新婚さん

このUttarkashi巡礼をとても重要視しており、日本的に言えば新婚旅行としてこの地を選んだそうです。

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一生に一度の巡礼者の横で大根を洗うおじさん。。。

 

Uttarkashiは何度も通過はしたことはありますが、泊まったのは一度だけです。

普段はここから80km北に行ったPuraliにいましたのでここに泊まる用事はあまりなかったんですね。なのであまりUttarkashiの印象がありません。

Uttarkashiと言えば。。。。

Purali在住時、なんちゃって登山ガイドをしてる弟分とお母さんと住んでいたのですが、彼が一度まとまったガイド代が入ったので、当時出たばかりのケーブルTVであるTATA SKYの機材をUttarkashiに買いに行ったのです。

確か当時RS1,500だったと思うのでなかなかの高。1泊して戻ってきた彼は嬉しさでご機嫌!

早速セットアップしようとしますが、発電機(近所の)につないでも反応なし。。。

『ちょっと見せてみろ!』と機材を持ったところ、、、、なんか異常に軽い。。

いくらなんでも軽すぎないか?

嫌な予感が走り、Boxを開封!

なんとビックリ!

中身は空っぽ! 平べったい軽石みたいなものが2,3枚貼り付けてあるだけでなんもない!

流石にこのセンスに受けてしまい笑いそうになったが、横でスーッと涙を流す男をみて笑えなくなってしまった。。翌日Uttakashiにいる友人に買った店(屋台?)に行ってもらったら、すでにドロンしてたそうです。

漫画の中のようなことが身近で起きるのがインドなんですね。

とUttarkashiと言えばこの印象が一番強い。。

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Uttarkashiで観光、パーミット取得ができたらバスでGangotriに向かいます。

ここからはBhagirathi川に沿って山道を100km走ります。

 

Gangotri

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ここがYatraの目的地であるGangotri

流石にガンジス川源流、最大の聖地一つ、雰囲気があります。

ここからGomukh , Tapovanへ行く方は2,3日滞在して高度順応していた方がいいでしょう。標高が3,415mあり日本でいえば富士山に次ぐ高さになります。実際ここからGomukhまでの道中で高山病の症状になっている方を何度か見かけたことがあります。

 

ここGangotriでやる事、

まずはUttarkashiでパーミットを取っていない方はまず申請しましょう。

それ以外では各々目的によってヨガや周辺観光などやることがあると思いますが、酒と肉の入手は困難なのでお忘れなく。

 

Surya Kund

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Gangotriの入口にあります。

バスを降りて寺院に歩いていくと右手に轟音をなりたてて登場!

 

この辺からでもすでに氷河をまとった山が見えます。

真っ白のピークが見える山は

Sudarshan Parbat(6,507m)

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Gangotriでは彼の宿でお世話になります。

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たしか1泊 Rs250くらい。頼めばバケツにお湯を用意してくれます。

いつも9月~10月の間に行くのでこのお湯がありがたい。

 

この少年たちの視線の先にはインド映画が流れてます。

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Gangotriには何度かあがってますがGomukh , Tapovanには1度しか行ったことがありません。それ以外は日がな一日コーヒーとスナックを嗜みながらTVで流れるインド映画を観てるんですね。

 

GANGOTRI TEMPLE

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Gangotri Yatraの目的地、この先にGomukhという究極の巡礼地がありますが一般の巡礼者はUttarkashiを経てGangotri寺院に来ることで巡礼が完結します。

基本的にはその年のDiwaliでクローズし翌年の5月頃にオープンします。その間は雪の中。。。

 

この時は9月の終わりでしたので巡礼のピークは終わってました。

Badrinathの時と比べるとややひっそりしてますね。

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Gangotri寺院は他の巡礼地と違って何度も来ているので雰囲気慣れしてしまってたのだと思います。あまり【Hindu temple dedicated to Goddess Ganga/ガンガーにささげられた寺院】としての特別感が薄れてきてしまいました。

また、Gangotriは巡礼だけでなくインド人や外国人のトレッカーも比較的多いので参道には他の寺院とは感じがややソフトなんです。

 

このGangotriですが、インド人の巡礼地とともにGomukh , Tapovanへのトレッキングなどの起点にもなります。参道には多くのレストランと宿がありピーク時はごった返し全体的に物価も上がります。タイミングが許せばやや落ち着いたシーズン終盤の9月後半から10月初めがベストでしょう。かなり寒いですが余裕をもってのんびり過ごせます。

 

次回はGomukhへ上がります。

⇒すでに行程は紹介済でしたので興味のある方は下記へどうぞ!

Gomukh /ゴームク

www.pssamphran.com

 

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ナコンシータマラートより秘伝のカオ・モック・ガイ(ข้าวหมกไก)

みなさんこんにちは。

 

コロナウィルス絶頂につき我が家は週に1度の買い出しをし全食自宅で調理してます。

職場には毎日弁当持参!

休みの日は食材買い出し以外で外出することはないので自宅の修繕などがとってもはかどります。

併せて家での調理も時間をかけて作ることが増えました。

そこで今週はみんな大好き「カオ・モック・ガイ」を作りました。

 

【カオ・モック・ガイ(ข้าวหมกไก)】

いわゆるインドでいうところのチキン・ビリヤニ。

元々南タイのイスラム料理ですが、今はどこでも食べらますね。

以前女房の叔母が故郷(ナコンシータマラート)でカオ・モック・ガイの屋台をだしており、女房の味は叔母直伝のもの。

 

材料

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  • 鶏肉(マサラで漬け込んでおく)
  • 豚肉(マサラで漬け込んでおく)
  • ジャガイモ
  • にんじん
  • ニンニク
  • ホームデーン(赤エシャロット)
  • カレーパウダー
  • クミンシード
  • 黒コショウ

熱源はいつものこのコンビ

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後ろにある3段階のダイヤル調整で風力を変え微妙に火力調整が可能!

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火つけは簡単!

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このシステムでは火種さえできてしまえば放っておけば火はおこります。

 

土鍋を熱します。

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油をひいたら、ニンニク/ホームデーンを炒めます。ニンニクが色づいたら今回は特別に豚肉も投入!

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すかさずチキンも!

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肉の表面にしっかり火を通します。

後で米と一緒にスティームするので中の具合はあまり気にしない。

 

そして大事なマサラを入れます。

マサラはカレーパウダー+α

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最後に洗った米!

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自分がインドで教わったビリヤニは生米を入れる前に1時間ほど水につけておきますが、ここでは米をさっと洗っただけで入れちゃいます。

 

かる~く火を通しながら混ぜ合わせる。

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ジャガイモとにんじんは上に乗せるだけ。

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チキンは当然米で包み込みます。

(カオ:ご飯・モック:隠れる・ガイ:鶏)

 

ここまでできたら水を入れて煮込んでいきます。

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火力は米炊き時と同じようにしますが、最初の強火にしている時間だけはかなり長め。

そこが焦げ付いてくれるのがベターなんですね。

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途中、中弱火に調整(扇風機の風調整)しながら40分ほど炊き込んだら出来上がりです!

完成!

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色、香りともに素晴らしい!

バンコク周辺だけでもいろいろなタイプのカオ・モック・ガイがありますが、これこそ元祖カオ・モック・ガイ!爺さんが元々ムスリムの家系だったのでこのレシピはそのころから女房の家系に伝えられています。

 

二人分にしてはちょっと多すぎるような。。。

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薬味に赤エシャロット揚げ(หอมแดงเจียว)は必須!そして甘酸っぱいタレもなくてはいけませんね。

 

もちろんスープもあります。

マナオはお好みでスープに入れます。

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盛り付け

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やっぱりこの色は映えますね~

 

付け合わせは自分が作ったマカロニサラダ

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そしてMekhongもチビチビやります。

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して味の方は。。。

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うまい!

普通に店で出せる味です。

秘伝のマサラが独特の風味をだしており、漬けダレもいい味してます。

 

このように調理自体はとっても簡単なカオ・モック・ガイ!

マサラを自分用にいろいろ工夫して作ると好みに合ったオリジナルのカオ・モック・ガイができますね。

 

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Badrinath(バドリナート)巡礼とマナ

Chota Char Dham

アルカナンダ川源流 バドリナートへ!

 

インドに4年近くもいながらインドの宗教や文化についてはあまり詳しくありませんで。それでも周りの人や知人を見てきて土地の人々の宗教観や風習は少なからず感じることができました。

特に北部に滞在していた為、『ガンガー』は最も重要なフレーズの一つ。

 

このガンジス川にはChota Char Dhamという巡礼サーキットが存在します。

Chotaとは小さいを意味するのですが、本来Char Dham(神の住む4つの住居)というBadrinath(Uttarakhand州)、Rameswaram(Tamil Nadu州)、Dwaraka(Gujarat州)、Puri(Odisha州)の4カ所を回る巡礼があります。

このChar Dhamを周る機会はありませんでしたが、Chotaの方はいくつか行くことができました。

Chota Char Dham YatraとはUttarakhand州のGarhwalにある4つの寺院を周るYatra(ヤトラ)の事を指す。

この4つの寺院は全てガンジス川の支流であるとっても重要な川の源流に位置しており寺院に巡礼に行った際は川で沐浴し川の水を持ち帰ります。

 

そんなCahr Dhamの一つBadrinathに行った時の話です。

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このYatraですが、基本的には誰でも行けます。

数時間のトレッキングが必要な場合もありますが、サリー着た年配のインド人の家族なんかも行きますのでだれでも大丈夫。

しいて言えば高度が問題になる方はいるかもしれません。標高は全て3,000m超えますので。。。

後は時間ですね。。

山奥で道路が災害で閉鎖になったりしますので長期旅行者でないと4つ周るのは難しいです。

現地では何社もツアーを出していますのでツアーを使うのが効率的。

大体10日~2週間位

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自分が行ったのは10年以上前ですが、なんと現在Char Dham Railwayプロジェクトがありこの4つの寺院まで汽車を引いてしまうそうです。どこまで進んでいるのか知りませんが、立地的(チベット国境付近)にも軍事的価値が高いので本当にやるでしょうね。

アクセス

現在の状況がわからないので情報はあくまで2007年以前のものです。

バドリ―ナートへ向かう人はまずリシケシュに入ります。言わずと知れたヨガの聖地でアシュラムの並ぶLakshman JhulaやRam Jhulaはシーズンになるとインド人より外国人の方が多いくらい。

リシケシュまではバスやら汽車で各々入って行きましょう。

ここからツアー会社を使わずに行く方は、まずバスでJoshimathを目指します。

バススタンドはリシケシュ中心から北に少し行ったChandrabhaga川沿い。

デリーからバスで来た方はバスターミナルの場所が違うので注意しましょう。

ウッタラカンド山間部へのバスは早朝に出ますので事前に時間を確認しておきましょう。

 

リシケシュ⇒Joshimath(ジョシマート)

昼間のバススタンド 

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ウッタラカンド山間部へのバスはまだ薄暗い早朝に出ます。

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ジョシマートまでは約250kmの山道で8~10時間かかります。

道はリシケシュをでると20分くらいで山道になります。

 

Devprayag

(リシケシュから75km付近)手前で軽食とトイレ休憩

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ここDevprayagでバギラティ川(ガンジス川本流はこちら)とアラカナンダ川が合流、ここより下流がいわゆるガンジス川と名を変えます。

ジョシマートへはアラカナンダ川を上っていきます。

 

Srinagar

(リシケシュから110km)付近のシヴァ像

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ここは大きなカーブにありますのでとにかく目立ちます。

Srinagarはこの近辺では一番大きな町でありKumaon方面からの道路との合流地点。

ここで自分の隣りに老紳士が一人乗ってきました。

後にBarinathで再会する方ですがKotdwarから一人でいらしてました。

 

Alakananda川の渓谷美

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流石に川幅が狭くきました。

 

Rudraprayag

(リシケシュから145km)近郊のAlakananda川

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このRudraprayagには親友の実家があり当時は何度も行き来してましたが、この先はこの時が初めて。

また、ここはAlakananda川とMandakini川の合流点、Mandakini川の上流にはChar Dam一つであるKedarnath寺院があります。

 

Karnaprayag

(リシケシュから180km)

Alakananda川とPindar川(ナンダデヴィが形成するPindar氷河から流れでる)の合流点。

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ここで休憩、もう日が落ち始めてますね。。

先ほどからナンチャラPrayagとありますが川の合流点を指します。

全て街の名称ではありますが、その町は川の合流点を意味してます。

 

写真は微妙ですが川の合流点

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また、このルートにはPanch Prayag(5つの合流点)と言われる5つの神聖な川の合流点を指す言葉があります。もちろん今まで通ってきたDevprayag、Rudraprayag、Karnaprayagはそのうちの3つにあたりこの先にさらに2か所Nandaprayag、Vishnuprayagが出てきます。

 

終盤はずっとこんな感じ、Rのキツイカーブにはガードレールがありますが、山側にRがついてるとこだけ。

ここをガンガン飛ばしてすれ違っていきます。

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Joshimath到着!

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遠い道のりです。。。

平気で数時間遅れるので途中による町では必ず腹を満たしておきましょう!

この荷下ろししてるお兄さん、Joshimathの人なんですがすさまじい体力です。運転以外の事はほぼ彼が仕切っており、自分の見ていた限り一度も座らなかったと思います。

こうやって客の荷下ろしを最後までやってくれます、当たり前かと思いますが場合によってはこれを自分でやらなくてはいけないこともあります。

 

Joshimathの標高は1,875m、周りの山は5,000m級、雪がついてる山は6,000m級の山です。

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流石にこの日はJoshimathに泊まりBadrinathへは翌日以降へ

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ここからBadrinathは約50kmありバスか乗合ジープで行けます。

11月初頭の雪の降る前にシーズンが終了となりバスもBadrinathまでは冬は行き来しません、ジープも通年ではないですがバスよりはシーズンが長いようです。

 

この時、Badrinathへは全く急いでおらず、ジープも有ったので(バスはJoshimath到着日にシーズン終了)3,4日はAuliや周辺をトレッキングしてました。

Badrinathが目的の方は翌日でましょう。

 

Auli

標高2,800mインド最大のスキーリゾート

Joshimathの街からガツンとロープウェイでスキー場の上部まで上がれます。

ここでは南アジアウィンター選手権なども行われますが、なかなか設備があぶなっかしい。特にこのロープウェイがやばい。

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架け替え前の『谷川岳ロープウェイ』を思い出しました。

そもそも南アジア選手権なんですがアフガニスタン、バングラデシュ、ブータン、インド、イラン、モルディブ、ネパール、パキスタン、スリランカが対象国なんですよね。

モルディブやスリランカに選手なんぞいるのだろうか?

 

観光の方はここでのんびりした後ロープウェイで降ります、ここら先はトレッカーと羊飼いの世界になります。

Auliを起点とするトレッキングルートはいくつかありますが、どれも素晴らしい眺めがギャランティされてます。基本的にはガイド雇うべきだと思いますが日帰りで周辺を歩く程度なら大丈夫でしょう。

Auli起点だと1週間かけてKuari Passを超えるルートがもっともポピュラー。

トレッキングルートから見られる7,000m峰

この辺は以前の記事と被る部分があるのでざっくり
www.pssamphran.com

 

Nanda Devi <7,816m>

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山頂のピラミッドが隠れて綺麗にとれてません。

国境にまたがらずインド純正の山で国内最高峰

---Gurso Bugyal<3,056m>からの眺め

 

Trisul<7,120m>

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Dunagiri<7,066m>

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ご存じの方もいるかと思いますがこの山塊の谷間が有名な " Valley of Flowers National Park/花の谷 "、そしてシク教の聖地Hem Kund Sahibがあり周りを囲んでいる山は6,000級の山々です。

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この時はシーズンオフなのでここへは改めて登りに行きました。

因みに巡礼者やツアー客が行くところなのでルートはかなり歩きやすく、巡礼組はほとんどスニーカーで歩いてます。

特に問題はないですが外国人だけで行く場合はガイド同行がいいと思います。

ガイドはシーズンになればJoshimathに沢山いるので問題なし。

 

このようにJoshimath周辺にも魅力的な場所は多いので1週間位滞在するつもりで行くのがいいですね。

それではBadrinathへ向かいます。

 

Joshimath⇒Badrinath

Badrinathでアシュラムなどに泊まる方はゆっくりでいいですが、Joshimathからピストンする方は朝一で出発しましょう。

 

早朝のJoshimath

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10月の終わりになるのでかなり寒いです。

 

なんとかバスで行くことができましたが、定期便のバスはこの日が最終、バスがおわってからは雪が降るまでの数日はジープで行くことができます。

 

Govind Ghat

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Joshimathをでて30分もたってませんがここで停車。

シーズン中、この町は巡礼とトレッカーで賑わいます。

Govind Ghatを起点としGhangariaを経て花の谷とHem Kund Sahibへ行くことになります。一度に2か所を訪れる場合はGhangariaに2泊必要。

 

JoshimathからGovind Ghatへは一度標高を下げアルカナンダ川を渡りますが、Govind Ghatを過ぎるとどんどん標高を上げていき6,000峰が間近に見えてきました。

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Joshimathから45km、約2時間

Badrinathに到着。

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白くなっている山は6,000~7,000級の山で素晴らしい眺めです。

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バスターミナルは巡礼の他、シーズンを終えて山を下りるBadrinathの人々で賑わいます。

 

バスターミナルから寺院に向かって歩いていくと左手に見える山がBadrinathのシンボル

Nilkantha<6,500m>

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寺院に行くまで常に左手に見え続け圧倒的な存在感があります。周辺にはNilkanthaより高い山がいくつもありますが垂直にそびえたつ壁と山容が美しい。

別名:The Queen of Garhwal / ガルワールの女王

 

BadrinathからNilkantha方面へ30分ほどトレッキングするとCharan Padukaというヴィシュヌ神のfootprintが刻まれた岩がある。

 

余りの美しさにチャイハネで1時間休憩

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まだ今宵の寝床も決めていないがNilkanthaの眺められる一等地にて休憩

一杯のチャイ+パイ+気のいい親父さんで十分1時間いられます。

 

一緒に来た方々からは完全に遅れを取りましたのでそろそろ寺院へ!

遂に見えてきてしまいました。。

なんだかんだRishikeshをでてから一週間かかってしまった。

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さあこの手前の川を渡れば。。。

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【Shree Badrinath Temple / श्री बद्रीनाथ मंदिर】

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シーズンが終わりかけてますがまだまだ人は多い、山を下りる前の土地の方々も沢山いるようです。

さて、自分も見よう見まねで参拝を!と思っていたら一人の老紳士に声を掛けられます。なんとその方はSrinagarからJoshimathでバスの隣に座っていた方でした。

これから参拝だというのでお邪魔でなければご教示願いたいと伝えると了解していただけました。

このような特別な場所なのであまりいい加減な参拝はできないと少しプレッシャーがありましたので助かりました。

40分くらいかけて参拝を終えると老紳士が涙を流します。

その時は声を掛けられませんでしたが、寺院から出たあとにインド人にとってChar Dam Yatraを回ることはどのような感情になるのか?と少し遠回しに聞いてみました。

というのも、ここで参拝することは大変意義のあることだとわかってはいますが、ほかの参拝者で涙するような方はいなかったのです。

彼曰く

「我々にとってBadrinathへ来ることは本当に夢を追いかけることと同じなんです。誰もが来れるわけではないのでChar Damを一つでも来ることができればほとんど夢を叶えたと言っていいでしょう。死ぬまでに来れてよかったよ、ありがとう。。」

本当は奥さんと来ると長い間夢見ていたそうですが、奥さんは歳をとり足腰が弱りここまでの移動に堪えられないのでKotdwarで待っているそうです。

「(奥さんを)連れてこれなかったのは、Badrinathへ来るまでにこれだけ年月をかけてしまった私の責任である!やっぱり一緒に来たかった。」

とまた、涙してました。

 

このようにただの観光で来た自分にでは想像もできない思いを持ってココに来る方がいるのだと、感動とともにうらやましさを感じました。

もちろん宗教や文化によるのですが、自分にとってこれほどの意味を持つ場所があるだろうか?いまだにそんなもんありません!恐らくこのまま人生を終えるでしょう。

ここでの出会いはこの後の人生にとても刺激になる出来事だとこの後思っていたのですが、今現在、頭の中身は学生の頃と大して変わっていません。

何も学習できなかったようです。。

 

老紳士はこの日の午前中のBadrinathを降りるのでこの後チャイを一緒に飲んでお別れ。

別れ際には時間があればKotdwarに来なさい!と連絡先を置いて行ってくれました。

まだこの時にはインターネットカフェが出始めたところで、スマートフォンなどは当然持ってません。自分に至ってはメールアドレスもありませんでしたので、手紙を書くしか方法はなく、その後何度か葉書は出してますので読んでいてくれるだろうと思います。

 

そしてまた一人。。

 

この時期Badrinathはシーズンを終え、宿坊などの宿泊施設のほとんどがクローズしていきます。それでもいくつか泊まるとこはあるので予算に応じて選びましょう。

スタンダードレベルの宿だと恐らくお湯はでないと思うので、もしどうしてもお湯につかりたければ寺院に前にヴァシシトがあるので入ることができます。

 

Tapt Kund

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ここBadrinathですが、観光客にとって寺院だけではありません。

時間のある方は北に5kmのところにあるマナ村に寄ってみましょう。

ジープで行けば直ぐですが、すばらしい遊歩道があるのでのんびり1時間かけていくのがおすすめ。

 

マナへ

マナ方面への遊歩道

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奥に見える雪を被った山は恐らくSaraswati Parbat<6,940>、この山の向こう側はチベットになります。

 

Badrinathを振り返ると尖った頂を持つNarayan Parvat<5,690m>が印象的。

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Nilkanthaから流れ出る水

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強烈に冷たいですが牛やロバは飲む!

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そろそろマナに到着

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この柵の中はインド軍の施設

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ジープロードはチベット国境まで続いておりマナから先は一般車両は通行できません。

このあたりから国境警備地域になるのでしょう。

因みにこの柵の中その辺の子供と一緒に行ったら中に入れました。

 

どこでも子供は宝です。

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マナでアルカナンダ川はサラスワティ川と合流

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本流はここから西に折れてSatopanth Glacier

本流の先に見えるのは

Balakun<6,471m>

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この本流沿いにはトレッキングルートがあり、シーズン中はガイドツアーのトレッカーで賑わいます。

トレッキングの目的地Satopanth Lakeまでは往復5日間

 

マナの入口、サラスワティ川沿いで修業をするサドゥー

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彼はこの時5年間ここにとどまってました。

食事は1日1回で村の人が持ってきて普通に談笑して食べてましたね。

 

冬の準備でしょうか?

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これから雪が降りますが、どういった準備なんでしょう?

聞きそびれてしまいました。

 

ここマナですが、本当に小さい村でいくつかの寺院、ティーストール、お土産屋があるだけです。たいていの人は1時間くらいで戻っていくようです。

実際、たいしてやることはありません、村も「Indian Last Village」を目玉にしてますね。

 

さて、マナ散策を終えたらBadrinathへ戻ります。

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相変わらず素晴らしい眺めでこの道は往復する価値はありますよ。

 

夕方の寺院

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この時期、Badrinathに泊まる人はほとんどいないので参拝客もかなり減ってきました。

 

数日Badrinathに滞在し満足したらJoshimathへ戻ります。

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バスはないとわかっていてもダメ元でバススタンドへ。

一応バスが止まっていたのでJoshimathへ行くか?と聞いてみましたが団体用バスで降りるのは明日とのこと。。

もう1日泊まって翌日交渉して乗せてもらおうと思っていたところ、車のクラクションが聞こえます。

なんとJoshimathでよく顔を合わせていた男が登場。

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自分は彼の名前は知らないのですがNeilと呼んでました。

本人は「俺そんなにかっこよくないよ。。」と照れてましたが、

初めて会った時から「お前はNeilだ!」と。。

Neil Nitin Mukesh

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この年Johnny Gaddaar(2007)で映画デビューしたイケメン俳優。

 

Neilは状況をすぐに察したようで

「他のお客と乗り合いでよければ一緒に降りよう! バス代と同じでいいよ!」

お~なんとラッキーな!やはりBadrinath。。。神はいます。。

これで無事Joshimathに降り、数日過ごしたのち友人のいるRudraprayagに戻るのです。。。

 

これでBadrinath巡礼の旅は終わりますが最後に

おまけエピソード

Joshimathを朝一番のバスででて順調に下ってきましたが、突如山間のド田舎村で大渋滞に遭遇。一体こんなところでなんなのか?

ひたすらバスの中で待ちますが30分経っても動きません。

そのうち伝言ゲームのように前の車から伝わった話によると村の女性たちがストライキをして道路を封鎖しているとの事。

同じバスの客に聞いてみると

「こりゃあ4,5時間は終わらんよ、まだ昼だからねえ~」

そうなの!?

流石に4,5時間もバスにいても仕方ないので飯を食いに行きます。

一応車の流れがわかるとことにして尚且つストライキも見に行こうと・・

 

ここがストライキ現場、参加している女性の家族は強制参加させられてるので子供います。

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現場のGauchar गौचर

のどかです。。

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子供たちは参加させられてますが、友達と公園で遊ぶ感覚でしたね。

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右横に並んでいるガスボンベがストの原因。

どうもガルワール地方の山間部には以前からガスの普及率がとても悪く問題になっていたのです。本当に山奥ならば薪を焚いて火をおこしますが、ここGauchar はそこそこ栄えてるんですね(それでもかなりの田舎です)。

家で家事をする女性としてはこのガスボンベがないことに対して堪忍袋の緒が切れてこのようなストを起こしていたのです。

急いではなかったですがいつ終わるかわからんストを待つのはきついです。

しかし周りのインド人は「しょーがねーよ。。」って感じで文句言って怒ってる人なんていないんですね。

土地の人がいいなら俺もいいかってなるわけですが、このようなことはインド在住時に何度か経験し非常にいい勉強をさせてもらったと思ってます。

まあ、ここはあきらめて飯をと思いましたが、クッキングガスがないんだから飯屋がやってないんです。

それでも商店はあるのでチョコレートやビスケットで飢えをしのぎます。

 

後はもうその辺のあんちゃん達とあらゆることを話して時間をつぶしました。

彼らにとってもこんなところで日本人とボリウッド映画の事やエッチな話ができるとは想像もしてなかったので楽しかったようです。

 

そして多分午後4時半くらいだと思いますが、なんか案山子みたいな藁人形に火をつけてみんなで「エイエイオー」みたいなことして終わってました。

「終わりなの?」ってきくと「そろそろ飯の支度をしなくちゃいけないから!」

ここで最初の4,5時間で終わるの意味が分かりました。。。飯の時間だからです。。

 

ここで時間つぶしに付き合ってくれた人たちとは名残惜しくなってしまい、彼らからも「せっかくだから今日は泊っていけ!」と声をかけてもらいました。(何がせっかくなんだかわかりませんが。。)

が!どうしてもその日中にRudraprayagまでいかねばならないので仕方なくバスに乗り込み出発しました。

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もう何人の人と話したかわかりません!

最後はみんなに手を振ってお別れ!

因みにここの人たちSalman Khanのファン率が80%でした。

 

Badrinathではいろいろといい経験をしました、いつか再訪しなくてはいけない地です。

 

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