P.S.Samphran

タイ在住。女房、猫との3人暮らし。。タイのこと、山のこと、映画のことなど。。。

那須 念願の三斗小屋温泉へ 10-11AUG2018

初めての三斗小屋温泉

気に入った山域の一つに南会津があります。

もう20年近く前になりますが年間5,6回は会津の山に登っており登山だけでなく駒止湿原などのハイキングにも何度となく訪れました。

今回登った那須岳も南会津から入山できますが何故か一度も登った事がないのです。

子供のころにりんどう湖ファミリー牧場に行った事はあるようなのですが。。。。

いつかは三斗小屋温泉へと考えていましたがなかなか重い腰が上がりませんでした。

特に難しい場所ではないのですがどうも行くタイミングがなかったんですね。

 

前回足慣らしと考えて登った八ヶ岳(本来は八ヶ岳でならした後に飯豊連峰を3~4日使って縦走するつもりでしたが無理!)で現在の自分の立ち位置を知った今、自分のレベルにあった事をしなくてはいけません。

hirobkk.hatenablog.com

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また11日の予報が雨となっておりここなら雨が降っても問題なく、先日買った5,000円のレインスーツを試せるいい機会なのです。

 

早朝に自宅を出発し

新幹線⇒バスを乗り継ぎAM11:00に到着。

ビミョウーな空模様、時間に余裕がありますが天候しだいでは温泉直行になりますね。。

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この位の荷物であればパッキングも美しい。

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水を汲み(ロープウェイ小屋の外で水を汲めます)、準備体操をして出発です。

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ロープウェイ乗り場から10分歩くと峠の茶屋にでます。峠の茶屋上部から登山が始まります。

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トリカブトが見頃

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15分ほどで展望が開けます。昼過ぎくらいまでは天気ももちそうなので朝日岳まではいけそう。。。

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これから向かう朝日岳(右)、剣が峰(左)は登頂せず中腹を巻きます。

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避難小屋(峰の茶屋跡)のある稜線がみえました。

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ウラジロタデ(裏白蓼)

斜面いっぱいに拡がっており見事!

高山植物の中では彩が華やかでない為か、登山者からは高山植物が全く咲いてない!なんて声がたくさんありました。

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峰の茶屋跡

無風、快適。

普段は強風で有名なようですが、この日は無風。

軽く休憩。

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登ってきた登山道。

雲がわいてきましたね。。

しかし平日なのに結構な登山者です。

ロープウェイも行列になってましたが、歩いても稜線まで40-50分くらいなので天気がよければ歩いても問題ないですね。。

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朝日岳へトラバースからの茶臼岳

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朝日岳の肩にあがる岩場。

しいていえば今回のコースで一番気をつけなくてはいけない場所かもしれません。

普通に歩いていれば問題ないですが。。。

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朝日岳(1,896m)

今回の温泉行、、、唯一の頂上です。

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山頂直下に少~し咲いてます。

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朝日岳の肩にもこれだけの群落があります。

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熊見曽根東端

時間があるので三本槍から大峠経由で三斗小屋温泉に行こうと考えてましたが、この時点で三本槍の山頂も見えてないので温泉でのんびりすることにしましょう。。。

ここから約1時間の下り↓

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那須側はすっかり雲が上がってきましたね。。これは降る!

急がないように急ぐ!

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これはシモツケソウ(下野草)かね。。

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途中、三本槍の山頂が見えました。この稜線歩きもなかなか気持ちよさそうです。

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源泉

ここまでくると三斗小屋温泉まではあと少し。

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一度刈り払ってますが草がのびてきて終始この状況です、

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14:30 三斗小屋温泉『煙草屋旅館』

最後の10分で雨に降られましたが、既に樹林帯に入っており雨合羽を着る必要もなく助かりました。

既に到着されている方がおり露天風呂後にビールを始めてます。

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15:00からは露天が女性タイムになるのでゆっくり入れません。ここはまず内風呂に癒されます。まだ飲まない。。

写真はないですがこの内風呂もなかなかいいです。温度はややぬるめ。

しかしこの内湯ですが降りてくる登山者から丸見えです。自分は全く気になりませんが男性で気になる方はご注意を!

 

夕食は17:00(だったかな?)なのでのんびりビール(冷えが甘いが贅沢言ってられませんね)飲んで昼寝します。(外は雨。。。)

 

部屋は6畳で隣室とは襖でしっかり仕切られてあるので、部屋でパンツを脱いでも大丈夫です。

しかしこの窓際の廊下に半分足を出してする昼寝は最高!

なかなかこんなに気持ち良く昼寝する機会はありません。

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この日の宿泊は単独行の男性×1、女性×1、二人組み×3の合計9名+テント一張り。

単独の女性の方とは途中峰の茶屋でお会いしてここで会うことはわかってました。

大阪から来られており通算3度目の那須だそうですが過去2回は雨で今回も雨。。。

それでもしっかり楽しんでいました。

 

夕食

とにかくご飯が食べ放題はありがたいです。

魚の甘露煮だけで1膳、その他で2膳、合計3膳いけました。

普段タイの米を食べていると、素で食べられる日本のご飯がこれだけ食べられるのは貴重な機会。

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単独の男性の方はこの後三斗小屋温泉にさらに2泊するとのこと。

ただし夕食が3日間一緒になってしまうため後の2日間は隣の大黒屋さんを勧められそちらに2連泊するそうです。このエリアで3泊とは贅沢ですなあ!いつかこんなことをする時間を作りたいですね。

 

食後は当然『露天風呂』

入り口を入り右に行くと外にでます。

ちなみにこの太鼓は夕朝食事の呼び出し時に敲きます。

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サンダルに履き替え、石段をちょいと上がると。。。

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露天風呂が登場!

しかしここで雨が降り出します。

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単独行の親父さんと二人でのんびりつかっていたのですが、二人とも明かりをもってくるのを忘れてました。すっかり周りは暗くなっていたため慌てて出ます。

 

消灯は20:00ですが、電気ランタンを持ってきてたので21:00頃までは読書をしおやすみなさい。。。。

 

翌朝

深夜すさまじい量の雨が降る音が聞こえてました。

目が覚めたわけではないのですが、遠くのほうで音が聞こえてたのです。。

テントの方はちょっときつかったですね。

 

5:30頃に目を覚まし露天へ!

雨上がりで曇ってますが気分はサイコー

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いや~こりゃやっぱいいねえ

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朝食は7:30とちょっと遅いんですね、自分のように温泉入りにきている人は全く問題ないですが、登山メインの方はもう少し早く出たいかもしれません。

朝食のメインはソーセージ1本ですが、やはり自由ご飯を大盛りで2膳いただきました。

 

それでは出発! 雨が止んで助かりました。

もうこのまま最短ルートで帰ります。

 

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テント場

テントの方はもう出発してました。

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延命水経由で稜線に上がりますが、こっちのルートは楽ですねえ。このルートなら子供でも問題なく来れそう。しかもあれだけ雨が降ったのに適度に砂利がしかれており登山道も歩きやすい。

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約15分で沼原方面との分岐、ここから登り返していきます。

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延命水

早朝までの雨で大量に水が出てますが濁りなし。

おいしい水でした。

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好きな雰囲気ですねえ

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御沢の橋

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那須岳避難小屋

ここから急登になりますが20分位で稜線です。

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この那須のメインエリアは登山客以外も多く訪れるせいかしっかり用意されてます。

このように植物や歴史についての案内が多く飽きさせません。また適度に黄色のナンバーリングがされておりアクシデント等があった場合、ある程度正確に自分の居る位置を伝えられることができます。

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さて見えてきましたね。。風もそこそこ強いのでそのまま降りてしまいます。

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下山途中振り返ると。。。

おっ

一瞬、青空が。

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風が強いのでロープウェイはどうですかねえ。

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三斗小屋温泉出発から約1時間半で戻ってきました。

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少し歩き足りない気もしますが、今の自分の実力からしてこのくらいが丁度いいでしょう。

 

バスに乗って那須湯元に下り、湯元から東京行きの直行バスで帰ります。

時間調整で湯元の足湯につかりましたが、、、、

熱過ぎます、ほとんどの人がまともに足をつけられてませんでした。自分も30秒が限界。

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栃木の地ラムネ『とちおとめラムネ』

これはうまかった!

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東京行きのバスはここから出発します。

バスチケットもここで購入できます。

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最後に。。。

三斗小屋温泉、、、思ったよりよかったですね。風呂は文句なし!

宿も過剰なサービスもせず、案内も必要最低限でそれ以外は聞けば教えてくれるといった具合で自分には非常に過ごしやすい宿でした。

もう、次回以降は峰の茶屋から最短ルートの往復でいいですね。この登山道なら誰でも連れて来れそう。

今回のルート

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これで今年の日本滞在は終わりになります。

まだ夏山でシーズン終了ですが、日本を離れてからこんなに日本の山で過ごせた年はありませんでした。

もうこんなことは二度と無いでしょうね。。。